一乗谷朝倉氏遺跡の「下城戸跡 [しもきどあと] 」。
巨石で作られている。
重ねられた巨石の高さは5~6mくらいだろうか。
当時の人びとがこの城戸をくぐるとき、
領主の力や偉大さを感じたんじゃなかろうか。
とにかく巨石、すごい迫力。
動力を人力や動物に頼っている時代なら、
巨石を動かしたり、巨大な城郭を整備するっていうのは、
目に見える力の誇示の仕方だろうと、あらためて感じる。
行ってみないとわからないこともある。
一乗谷朝倉氏遺跡の「下城戸跡 [しもきどあと] 」。
巨石で作られている。
重ねられた巨石の高さは5~6mくらいだろうか。
当時の人びとがこの城戸をくぐるとき、
領主の力や偉大さを感じたんじゃなかろうか。
とにかく巨石、すごい迫力。
動力を人力や動物に頼っている時代なら、
巨石を動かしたり、巨大な城郭を整備するっていうのは、
目に見える力の誇示の仕方だろうと、あらためて感じる。
行ってみないとわからないこともある。
弥生後期初頭(約2000年前)の三坂神社墳墓群。
意図的に割られた甕[かめ]・壺[つぼ]・高坏[たかつき]などの土器が周囲に撒かれている。大山墳墓群・赤坂今井墳墓などの弥生後期全般の墳墓で見られる、葬送儀礼として独特で興味深い。
弥生後期末葉の赤坂今井墳墓。2番目に大きな墳墓(長さ7m×幅4.2m)からは水銀朱と頭から肩にかかる頭飾り(緑色のガラス勾玉、青色のガラス管玉、碧玉製管玉)と、耳飾りが出土。青色のガラス管玉は、兵馬俑で彩色に使われた「漢青[かんせい]」という人口塗料が含まれている。
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赤坂今井墳墓(墳頂部6基、墳裾平坦部19基以上)
時 期:6世紀後半から7世紀初め
形 状:墳丘
大きさ:墳 域(南北51m×東西45m×高さ3.5m)
墳頂部(南北39m×東西36m)
副葬品:緑色のガラス勾玉、青色のガラス管玉、碧玉製管玉、鉄剣など
特 長:墳頂部には葬送儀礼に使用されたと考えられる南北に並ぶ柱穴列
古墳時代の大型古墳(蛭子山古墳・網野銚子山古墳・神明山古墳)が作られた後の古墳。墳長32mで小さな前方部をもつ帆立貝式と呼ばれる古墳。
熟年女性の完全骨格が出土したことから女王の古墳と考えられる。
参考:京丹後市立丹後古代の里資料館、2013、『丹後古代の里資料館展示ガイド 丹後王国の世界』。
文化遺産オンライン「赤坂今井墳墓」(2023/10/25閲覧)
京丹後の夕日ヶ浦には縄文の浜詰遺跡[はまづめいせき]がある。
遠處遺跡[えんじょいせき]
5世紀中葉のニゴレ古墳は径20m、高さ3-4mの小規模古墳であるが、副葬品が豊富。
鉄製の甲冑[かっちゅう]が一揃い、剣や鉄鏃[てつぞく:鉄の矢じり]が舟形木棺から出土している。
墳墓から出土した形象埴輪には、家形・椅子形・甲冑形・舟形がある。舟形埴輪は、外海を航行したであろう準構造船の模したものと思われる。
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ニゴレ古墳
時 期:5世紀中葉
形 状:不整形墳
大きさ:全長径20m×高さ3-4m
副葬品:鉄製甲冑(遺骸頭部側)、剣(左側)、鉄鏃束(足元)
出土品:甲冑・船・椅子・家を写実的にかたどった形象埴輪
特 長:先行する奈具岡北1号墳(→ Google マップ )は朝鮮半島との
関係が推測され、国内最古級の製鉄工房である遠處遺跡もあることから
金工技術の伝来などを推定させる遺跡である。
二重の環濠を巡らせた高地性の集落跡、扇谷遺跡。
参考:京丹後市立丹後古代の里資料館、2013、『丹後古代の里資料館展示ガイド 丹後王国の世界』。
竹野神社 [たかのじんじゃ] のとなりにある神明山古墳 [しんめいやまこふん] は、
全長190メートルの前方後円墳。日本海三大古墳のひとつだとか。
この墳墓は、古代のジオラマでみると、潟湖([せきこ]:英 lagoon)の
すぐ近くに造られたものであることがわかる。
立岩はトンボロ(Tombolo:陸繋砂州[りくけいさす])でつながる。
複数の島がトンボロでつながる場合はTombolo clusterというらしい。
ちなみに、本州最南端の潮岬(和歌山県串本町)はもとは島だったものが砂州によってつながったもの。
後円部埋葬施設は不明。石材の状態から竪穴式石室があったと推定されている。
前方部から出土した椅子形、合子形 [ごうすがた] の滑石製石製品や土師器から
推定される年代は、4世紀末から5世紀初めのものらしい。
竹野周辺が一望できる。
背後の山々も面白い形をしていたのに、写真撮るの忘れた・・・
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神明山古墳
時 期:古墳時代前期末から中期初頭(4世紀ごろ)
形 状:前方後円墳(くびれ部分に円形の造り出し)、竪穴式石室(推定)
大きさ:全長190m(後円部径129m、前方部幅78m、高さ27m)
出土品:滑石製の盒[ごう:ふたつきの箱]・坩[つぼ: 小さな壺]をかたどった石製模造品
家形・蓋形[きぬがさがた]などの形象埴輪、円筒埴輪、土師器、
舟をごく人物が線刻されている埴輪片など
参考:京丹後市立丹後古代の里資料館、2013、『丹後古代の里資料館展示ガイド 丹後王国の世界』。