立岩を海に向かって左側に見ることのできる大成古墳群。
この古墳群は、6世紀末から7世紀初め、13基の横穴式石室からなる。
周辺に見られる柱状節理の安山岩や玄武岩で作られている。
出土品は須恵器[すえき]、土師器[はじき]、刀剣、鉄鏃[てつぞく:鉄の矢じり]、碧玉製管玉[へきぎょくせいくだたま]、瑪瑙製勾玉[めのうせいまがたま]、ガラス小玉、金環。
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大成古墳群(16基以上からなる)
時 期:6世紀後半から7世紀初め
形 状:横穴式石室(7号墳…片袖式、8号墳…両袖式、9号墳…無袖式)
大きさ:最大の8号墳 玄室長4.5m×幅2.5m
副葬品:須恵器、鉄製武器、玉類、耳環など
特 長:墳墓のある台地を形成する安山岩(柱状節理をもつ)
参考:京丹後市立丹後古代の里資料館、2013、『丹後古代の里資料館展示ガイド 丹後王国の世界』。